2006年07月07日

米ぬかは手軽な万能薬

精米する前の玄米は、果皮、種皮、糊粉層、胚芽、胚乳の部位からなっています。
稲のもみ殻だけ取り除いた状態です。

私たちが食べている米は、この状態から精米していったものですが、精米の度合いによって、三分づき、五分づき(半づき)、七分づきなどがあります。

三分づきの状態では、果皮は取れていますが、種皮の大部分が残っています。
色もまだ茶色がかっていて、白米を見慣れた人には違和感があるかもしれません。

五分づき米になると種皮がほとんどなくなり、糊粉層と胚乳、胚芽という構造になっています。

七分づき米では種皮もなくなり、糊粉層も少なくなります。
糊粉層も胚芽も取れ、胚乳だけになった状態が精白米です(胚芽部分を残したものは胚芽米)。

精米が進むにつれて、栄養分がどんどん失われていきます。

精白することによって、たんぱく質、脂肪、カルシウムが減り、繊維、鉄分、ビタミンBは大幅に失われていくのです。

精白米(胚乳部分)のうち約70%は炭水化物(たんぱく質は約66%)で、ビタミンBやカルシウム、鉄分はほんのわずかしかありません。

精米するときに、もっとも栄養分のある部分を取り除いてしまったからです。

この「精米するときに取り除かれたもっとも栄養分のある部分」こそ、【米ぬか】なのです。

なぜこんなに栄養価のある部分をわざわざ取ってしまうのでしょうか。
それは、精米した方が見た目が美しく、歯ごたえもやわらかく「おいしく」食べられるからです。

玄米食が体にいいとわかっていてもなかなか長続きしないのは、精白米に比べてそれほどおいしく感じないせいもあります。

ふっくらとおいしく炊き上がった精白米の味に慣れてしまった人にとっては、玄米ばかり食べ続けることに抵抗感を感じるかもしれません。

玄米も上手に炊けばとてもおいしいものですが、これまで慣れ親しんできた味覚を変えるのは大変なことです。

そこで、米ぬかが大いに注目されるのです。精白米とともに米ぬかを食べれば、玄米と同じ栄養分を摂取することができるからです。

そのうえ、この方法ならば、無理に味覚を変えようと努力する必要はありません。

基本的には、毎日の食生活に米ぬかをプラスすればいいのです。玄米食に切り替えるよりは手軽に取り組むことができます。

たとえば、玄米食に切り替えたとき、問題になるのが外食です。最近は玄米飯を扱う自然食レストランもありますが、毎回毎回、そういう場所に足を運ぶわけにもいきません。

かといって、いつも弁当を持参するのも大変です。ときには接待など、つき合い上どうしても席を外せないケースもあります。

そんな場合、米ぬかならば簡単です。ポケットやハンドバックにしのばせて、食事中、ご飯にふりかけて食べたり、食後、水などで飲むだけでOKです。

旅行の場合も、この方法で続けることができます。米ぬかをプラスする健康法は、場所と時間を制限されません。いつでも、どこでも気軽に取り組むことができるので、長く続けることも苦ではないはずです。

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