2006年07月12日

『抗がん』サプリに注意を

■北海道新聞 2006年(平成18年)2月17日の記事より
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■上記の北海道新聞の記事のポイント

▽アガリクス
「抗がん・大腸がん作用がある」、「免疫力を高める」などいわれるが、ヒトでの有効性と安全性について、信頼できるデータが見当たらない。

▽メシマコブ

「免疫力を向上させる」、「がん・大腸がんを予防する」などといわれているが、ヒトでの有効性についてのデータが見当たらない。
大量に摂取すると、下痢や嘔吐を引き起こす可能性がある。

▽サメ軟骨

抗がん・大腸がん作用の科学的データは見当たらない。経口摂取で、吐き気、便秘、低血圧などの副作用が知られている。

▽大豆イソフラボン

アガリクスと同様に、がん・大腸がん予防効果が期待されながら、注意が必要との指摘を受けた。
大豆や大豆加工品に多く含まれる植物色素で、内閣府食品安全委員会の新開発食品専門調査会は2006年1月、ホルモンのバランスを崩す恐れがあるとして、過剰に摂取しないよう求めた。

これに対し、健康食品メーカーなどでつくる財団法人 日本健康・栄養食品協会は、同調査会が根拠にしている試験結果に疑問を呈する意見書を提出している。

というのが、記事のないようです。

ちなみにこの記事のデータは、独立行政法人 国立健康・栄養研究所(東京)によるものです。

同研究所の「『健康食品』の素材情報データベース」はこちら

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成人病は繊維不足が原因?

玄米や米ぬかに含まれる成分の中でも、もっとも注目したいのが、ダイエタリーファイバー(食物繊維)です。

ダイエタリーファイバーは消化吸収されることなく、そのまま排出されるものの総称ですが、以前は「消化に悪くて健康にはあまり意味のないもの」として軽視されていました。

ところが、成人病・生活習慣病と食生活の研究が進むにつれて、ダイエタリーファイバーの果たす役割が大きいことがわかってきました。とくに腸の中で、大変重要な働きをすることが明らかになりました。

世界ではじめてダイエタリーファイバーの働きを発見したのは、イギリス人外科医のバーキット博士です。

博士は、イギリス人の食生活をアフリカの人々の生活と照らし合わせ、なぜアフリカの人々に成人病が少ないのか調査しました。

その結果、食物から摂取している食物繊維が関係していることを突き止めたのです。

ダイエタリーファイバーの研究の歴史は浅く、このバーキット博士は、その先駆者のひとりともいえるでしょう。

博士は、アフリカで25年間にわたってがん・大腸がんの手術に当たるうちに、ある事実に気づきました。

アフリカの先住民たちの方が、白人に比べて大腸がん・大腸がんや心筋梗塞にかかりにくく、死亡率も低いということです。

その原因を突き止めるために、さらに調査を進めました。

そして、先住民たちの排泄物の量が、白人に比べて倍以上も多く、しかも食物を口にしてから排泄するまでの時間も短いことがわかりました。

食べたものは体内にとどめず、すみやかに排出する、このことが健康と密接な関係があるのではないかと考えたのです。

そこでバーキット博士は、先住民たちが日常どんなものを食べているかを調べてみました。その結果、イモ類や雑穀類に含まれている食物繊維のすばらしい働きを発見したのです。

バーキット博士の他にもインドの学者が、1968年に、北インドの住民は南インドの住民に比べて大便の量も多く、大腸がん・大腸がん発生率が少ないことを発見しました。

その理由を、北インドの人々が雑穀や野菜を大量に摂取しているからだと、と説明しています。

これらの研究がきっかけになって、食物中の食物繊維の研究が本格的におこなわれるようになり、成人病の予防と治療に非常に有効だとわかってきました。

このように人間の体を正常にさせるダイエタリーファイバーを、日本では食物繊維と一般には呼んでいます。

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2006年07月11日

米ぬかに含まれるがん抑制物質について

米ぬかには、抗がん作用や抗酸化作用の働きを持つさまざまな成分が含まれていることが知られています。

その中でも、特に注目されているのが「IP6(アイピーシックス)」と呼ばれる物質です。

IP6は天然の抗がん物質とも言われていますが、そのIP6について日本のがん研究の第一人者である、石川 隆俊先生(東京大学名誉教授・医学博士)のお話を紹介します。


▽石川隆俊先生のプロフィール

東京大学医学部卒。昭和50年東京大学医学博士学位授与。
癌研究所勤務(研究員、部長)を経て平成元年、東京大学医学部教授。
平成9-11年、東京大学医学部長、評議員。平成12年5月、東京大学名誉教授。
平成12年4月からは、大学評価、学位授与機構教授に就任。
厚生労働省医道審査会委員、文部科学省学術審議会専門委員など兼職。
日本病理学会、日本癌学会、米国癌学会、日本疾患モデル学会、日本色素細胞学会所属、評議員、理事、名誉会員などの役職を勤める。
1998年6月、京都にて「IP6と米の構成成分による疾病の予防」国際シンポジウムをジャムスディン博士とともに開催。
日本におけるガンとIP6研究意の第一人者。

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米ぬかに含まれるがん抑制物質についての続きを読む

米ぬかは身近なナチュラル・フード

玄米には鉄分やカルシウム、カリウムも含まれています。

穀物に鉄分やカルシウムがあるなんて、ちょっと意外に思えますが、しかし、これらも精米と同時にほとんど捨て去られています。

カルシウムや鉄分もまた、現代人の食生活で不足しがちなものです。サプリメントを利用して補う人もめずらしくありません。

鉄分が不足すると貧血になります。女性に多い症状ですが、最近は、不規則な生活や栄養の偏りなどから貧血症状を訴える男性も増えています。

貧血には、昔からレバーや緑黄色野菜がいいといわれています。

またひじきやごま、高野豆腐、プルーンなども鉄分を多く含んでいますが、これらを一時的に食べただけでは意味がありません。

毎日続けてこそ、効果があるのです。
その意味では、米ぬかや玄米などで鉄分を取るのは効果的な方法といえるでしょう。

またカルシウムが不足すると、骨がもろくなったり、骨折しやすくなったりするばかりでなく、精神的にも影響が及ぶことが以前から明らかになっています。

イライラしたり、情緒不安定になるのです。

更年期以降の女性の場合は、骨がスカスカになってしまう骨粗しょう症の問題もあります。
日常からきちんとカルシウムを取ることが、これらの問題解決の第一歩です。

また、米ぬかには脂肪が多いことは、米ぬか油があることからもわかります。

「脂肪分が多いのは、健康によくないことでは?」と思われるかもしれませんが、米ぬか油は、リノール酸を豊富に含む良質の油です。

血液中のコレステロールを減らし、高血圧や動脈硬化の予防には効果的なのです。

さらに、米ぬかは各種ミネラル(マグネシウム、亜鉛、マンがん・大腸がん、銅、ニッケルなど)も含まれています。

ミネラルもまた、健康な体を維持するために必要です。毎日摂取することが健康な体の維持に必要なのですが、残念なことに、精白米にはごくわずかしか含まれていません。

このように、米には本来すばらしい栄養素が含まれているのです。

米をきちんきちんと毎日食べるだけで、人間は健康な生活を営むことができるようになっているのですから、自然の力というのは偉大です。

ところが、せっかくの栄養素を精米によって削り取ってしまい、残りかすのような部分を私たちはせっせと食べているのですから、もう一度食生活を見直して、原点に立ち帰ろうとという動きが数年前から盛んです。

いわゆる、ナチュラル・スローフードとか自然食運動です。

玄米の良さを見直すこともナチュラル指向のひとつですが、いきなり何から何まで食生活を改善するのは大変なことです。材料が手に入りにくい場合もあります。

まずは、米ぬかからはじめてみてはいかがでしょうか。

米ぬかならば、いつでもどこでも簡単にチャレンジすることができます。

もちろん、米ぬかだけ食べていればいいというわけではありません。

米ぬかに含まれない栄養素は、別の食品から摂取しなければなりませんし、米ぬかを食べていても、暴飲暴食を繰り返していては、健康な体づくりは難しくなります。

しかし、米ぬかを食べはじめた人の多くが、その効果を絶賛しています。

食べ続けるうちに食べ物の好みも変わって、脂っこいものや甘いものをそれほど欲しなくなった人もいます。

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2006年07月10日

ダイエタリーファイバー不足しがちな日本人の食生活

ダイエタリーファイバーの研究が進み、成人病の予防と治療に効果があることが発見されてから、欧米ではにわかにダイエタリーファイバーが食品に取り入れられるようになりました。

小麦をまるごとひいて作った全粒粉パンや、リンゴなどの繊維を入れたファイバー食品、小麦フスマなどがブームになっています。

小麦フスマというのは、小麦を精製するときに取り除かれた部分のことです。
いわば、玄米の場合の米ぬかにあたる部分です。

米を主食としている日本人に比べ、ダイエタリーファイバーが不足しがちな欧米人は、小麦フスマに着目しました。これならば、コーンフレークやハンバーグに混ぜたり、オートミルにしたりして、手軽に食べることができるからです。

先にあげたバーキット博士の調査では、欧米人の一日の平均排泄物は100~120グラムでした。
これは日本人の150グラムよりも少ない数字でした。

欧米人に比べると、日本人の方が少食といわれていますが、食べる量と排出している量を考えてみると、欧米人の方が日本人に比べて、少ししか排出していないことがわかります。

欧米人の食生活の方が、ダイエタリーファイバー不足になりやすい傾向があるのです。
幸いなことに、日本人は米を主食とするうえに、ワカメやひじき、ゴボウ、大豆など、ダイエタリーファイバーが豊富な食品を多く摂取しています。
そのため、排出量を比べると、わずかながら欧米人を上回ることができたのです。

ところが、戦後、生活が豊かになるにしたがって、日本人にもダイエタリーファイバー摂取量減少傾向が目立つようになりました。生活の洋風化や食生活が多様化したのがその要因です。

また、ダイエタリーファイバーの摂取量とは反対に、動物性脂質の摂取量は増えています。
その結果、日本でも成人病や生活習慣病が深刻な問題となってきました。

日本人は、欧米文化のいいところばかりでなく、弊害まで受け継いでしまったのです。
そのため日本でも、最近はダイエタリーファイバーが注目され始めました。
欧米にならって、輸入食品売場や自然食品売場で、小麦フスマを買い求めて利用している人もいるようです。

小麦フスマを利用するのもひとつの方法ですが、それよりももっと簡単な方法があります。
玄米を精米するときに出る米ぬかです。

もともと日本人は、米を中心とした食生活を送ってきました。
小麦よりも玄米の方が身近な存在なのです。
米ぬかも小麦フスマ同様、ダイエタリーファイバーを豊富に含んだ食品です。
現代人が一日に必要としているダイエタリーファイバーの量は、人によって腸の長さや機能に差があるので一概には決められませんが、だいたい8グラム程度を目安にするといいといわれています。

国民栄養調査がはじまった昭和22年の頃、ダイエタリーファイバーの摂取量は農村部の人々が一日約8グラム、都市部の人々が約7グラムでした。
このころは、日本の食糧事情が最悪の頃です。麦や玄米などの穀類やイモ、カボチャ、大根などの根菜類が食卓の主役となることが多く、肉や油脂類は、あまり食べる機会がありませんでした。

戦後約60年を経過した現在では、ダイエタリーファイバーの摂取量は一日約6グラムに減少しています。
注意したいのは、これは平均値だということです。
都市部に住む人の方が、農村部の人よりもダイエタリーファイバーの摂取量は少ない傾向があります。
中には一日5グラム以下というケースもあるといわれています。

たとえば、一日5グラムを摂取している人は、さらに2~3グラムのダイエタリーファイバーをとるようにしなければ、理想の数字にはなりません。
2~3グラムというと簡単なように思えるかもしれませんが、毎日続けるとなると大変です。
毎日ゴボウやイモ、ごま、おからなどを食べ続けなければならないのです。

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老化を防止するビタミンE

最近、各種ビタミンの中でも脚光を浴びているのが、ビタミンEです。
これまではビタミンEの働きについては情報が少なく、あまり注目されなかったのですが、その後の研究によって、効用が次々と明らかになってきました。

その結果、ビタミンEは重要な働きをすることがわかり「若返りビタミン」、「抗ストレスビタミン」、「生殖ビタミン」などと呼ばれるようになりました。

成分表には出ていませんが、ビタミンEは玄米にも含まれています。ビタミンEは、できれば一日に15ミリグラム程度が必要だといわれていますが、現代人の食生活では、これだけの量を毎日取るのは難しいのが現状です。

しかし、米ぬかや玄米など主食でビタミンEを吸収するように心がければ、極端なビタミンE不足になるのを防ぐことはできるでしょう。

ビタミンEにはたくさんの働きがあります。
そのひとつが、細胞を酸化から守ることです。

脂質が酸化してできる酸化物は体内にたまると老化物ができ、老化が促されます。
そして、動脈硬化や心臓病、糖尿病、肝臓病、がん・大腸がんなどの成人病がおこりやすくなるのです。

ビタミンEがあれば、この過酸化脂質ができるのを防ぐことができ、成人病の予防や治療に有効です。

またビタミンEには、血中コレステロール値を下げたり、血行を浴する働きがあります。血行不良から生じるしもやけや冷え性はもちろん、美肌にも効果的です。

女性ホルモンを調整するのも、ビタミンEの働きのひとつです。月経困難症や更年期障害、月経痛などの困った症状を改善しますし、月経周期を安定させる働きもあります。
女性ばかりでなく、男性のインポテンツにも大変効果があるといわれています。

ビタミンEが多く含まれる食品は、植物油やレバーなどですが、とくに更年期にさしかかって体調がすぐれない時などは、玄米食や米ぬかなどで、積極的にビタミンEを摂取するように心がけたいものです。

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2006年07月09日

ダイエタリーファイバーのさまざまな働き

ところで、ダイエタリーファイバーとは、どんなものなのでしょう。

一般に食物繊維の多い食べ物と考えられているのは野菜類です。

ネギ、ニラ、セロリ、ゴボウなどは見た目にも食物繊維が多そうに見えます。
たしかに野菜類、中でも根菜類は繊維を豊富に含んでいます。

でもダイエタリーファイバーは、こうした目に見える繊維ばかりではありません。
コンニャクやそばなどにも食物繊維は含まれているのです。
むしろこうした目に見えない繊維の働きが重要なのです。

ダイエタリーファイバーには、いろいろな種類があります。

少し専門的になりますが、簡単に説明すると、食物の細胞壁の主成分であるセルロース、それを包み込んでいるヘミセルロース、リグニン、ペクチン、アルギン酸、マンナンなどがあります。

ヘミセルロースは主に穀物に多く含まれますし、リグニンは根菜類やイモ類、ペクチンはリンゴやミカンなどの皮に多く含まれます。

また、マンナンはコンニャクの主成分のことですし、アルギン酸は海藻類に多いといわれています。

セルロースやヘミセルロース、リグニンは水には溶けませんが、ペクチン、アルギン酸、マンナンなどは水溶性です。繊維といっても、水に溶けてやわらかくなるものもあるのです。

水に溶けるものも溶けないものも、どちらも消化吸収されない成分という点では同じです。
これらの不消化物をすべてまとめて、ダイエタリーファイバーと呼んでいるわけです。

ダイエタリーファイバーは、腸内でスポンジのような状態になり、余分な脂肪や有害物質を吸い取って、便と一緒に排出してくれるのです。

繊維には食物性繊維のダイエタリーファイバーのほかに、動物性繊維もあります。
美顔用化粧品で有名なコラーゲンや軟骨成分も動物性繊維です。

ところが、これらの動物性繊維は体内で消化吸収されてしまい、植物性繊維のように腸内の掃除を手伝ってくれることはありません。

そのうえ、ダイエタリーファイバーには動脈硬化、大腸がん・大腸がん、高血圧、糖尿病などの成人病を予防する働きがあることが明らかになっています。

便秘を解消し、腸内をきれいにすることも、もちろん成人病予防に効果的なことですが、もっと積極的に成人病予防にかかわっているのです。

たとえば、ダイエタリーファイバーの中のアルギン酸は、食塩と結合して対外へ排出します。
つまり、塩分の取りすぎをすみやかに解決してくれるのです。

また「ペクチンを継続的に摂取した男性のコレステロール値が下がった」という報告もあります。

これは、ペクチンに余分な血中コレステロールを排出する働きがあるために起こったことと考えられています。

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米ぬかに含まれるビタミンB群の驚異的なパワー

米ぬかにはビタミンB1の他にもB2、ナイアシン、パントテン酸、ビタミンB6、コリンなどが含まれています。

いずれもB1に比べると量は少なめですが、体への貢献度は大です。

ビタミンB2は、B1同様、代謝に関わるビタミンで、とくにたんぱく質と結びついて大切な酵素を作ります。

これらの酵素は体の機能を正常に保つために、大きな役割を果たします。
成長促進作用もあり、成長期の子どもには欠かすことができません。

ビタミンB2が不足すると代謝がとどこおり、体が疲れやすくなったり、肌が荒れたり、口内炎や口角炎などができることもあります。

ナイアシンというのは、あまり耳慣れない名前ですが、これもビタミンB群の仲間で、不足すると皮膚がかさついてきます。

米ぬかを食事によって取り入れていれば、これらのビタミンBが不足する心配はありませんから、肌に元気のない人や、吹き出物のできやすい人には朗報でしょう。

昔の女性は、石けんとして利用していました。
米ぬかで体を洗うと肌がきれいになったからです。

もちろん当時は、米ぬかにどのような成分があるかなどという知識はありません。
生活の中で自然に身についていった知識なのですが、ビタミンBによる美肌効果のおかげだったというわけです。

パントテン酸には、副腎皮質ホルモンの分泌をコントロールする働きがあります。
人間の体には、ストレスやアレルギーに対抗して、体を守ろうとして働くホルモンがあります。

ことに現代は、ストレス社会ともいわれていますが、ストレスが長期にわたってかかってくると、このバランスが崩れてしまいます。

このとき、副腎皮質ホルモンの分泌をコントロールするパントテン酸が十分にあれば、体調を崩すことなく、急場をしのぐことができます。

つまり、米ぬかを上手に利用していると、ストレスによる疾患(十二指腸潰瘍、胃潰瘍など)を予防することができるのです。

コリンは、肝臓に脂肪が蓄積するのを抑える働きをしますので、脂肪肝や肝硬変の人には欠かすことができません。

さらに、パントテン酸と結びついて、神経伝達にも重要な役割を果たすことがわかっています。

コリントパントテン酸の結合が不足すると、神経伝達に支障が起こり、ひいては自律神経失調症に発展することがあります。

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2006年07月08日

便秘解消の強い味方、ダイエタリーファイバー

たかが便秘と軽視しがちですが、いつまでも不要な便を体内に貯めておくことは、百害あって一利もありません。
長時間腸内に便があると、やがて腐敗発酵し、有害な細菌が発生しやすくなります。すると、体内でそれらの毒素を分解するために、肝臓がフルに働かなければなりません。

このような状態が長く続けば、肝臓もオーバーワークでダウンして、肝機能障害へ発展してしまいますし、ときにはホルモンのバランスに支障をきたすこともあります。


また腸内の細菌の中には、たんぱく質や脂肪と結びついて有害物質に変化し、がん・大腸がんや心筋梗塞、脳卒中、糖尿病の元凶となることが確認されています。

そのうえ、便秘は肥満の大敵です。便が長時間腸内にとどまっているために、栄養分がすべて吸収され、結果としてカロリーオーバーになりかねません。

腸内の便は不要なものですから、なるべく早く対外に排出しなければなりません。
ダイエタリーファイバーは、その手助けをするばかりでなく、脂肪や腸内の有害物質までも一緒に吐き出してくれるのです。

これほどありがたいものなのですから、積極的に摂取するようにこころがけたいものです。

玄米や米ぬかに含まれるダイエタリーファイバーは、精白米の約3倍です。

精米のために捨て去られる米ぬかこそ、健康を保つための有力な食品といえるのです。

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米ぬかはビタミンB1の宝庫

米の大切な栄養分の多くは、米ぬか部分として取り去られてしまいます。

精米のときに失われる栄養分は、ビタミンB1、B2、ナイアシン、食物繊維、鉄分、脂質などですから、米ぬかには、こうした栄養分がたっぷり含まれていると考えることができます。

ところで、米ぬかに含まれる栄養素には、どのような働きがあるのでしょうか。

ビタミンB群は、現代人の生活に欠かすことのできないビタミンといわれています。
とくに、ビタミンB1は糖質を代謝するときに必要だからです。

これが不足すると、糖質が完全に燃焼せずに、酸性の老廃物が体内にたまってしまいます。
そのため体が疲れ、だるくなり、さらには精神状態にまで悪影響をおよぼします。

よく見られるものでは、「イライラする」、「だるい」、「物忘れをする」、「食欲が落ちる」、「気力が失せる」などといった状態になるといわれています。

ビタミンB1不足が原因で起こる病気として有名なのが脚気です。
昔はこの脚気を訴える人が多く見られましたが、食生活が豊かになるにつれて減ってきました。

一日2,000キロカロリーのエネルギーを摂取する場合、ビタミンB1は0.8ミリグラム必要とされます。
ところが、甘味料の取りすぎのために、ビタミンB1が不足しがちな若者が増えています。

なかでも気をつけたいのが炭酸入りの清涼飲料水です。

飲んでいるときはそれほど感じないのですが、清涼飲料水に含まれる砂糖の量はかなり多めです。
ですから、糖質をたくさん摂取した場合は、ビタミンB1を補うように注意しなければなりません。

ビタミンB1は、脳細胞の働きを活発にし、集中力や記憶力を高めるといわれていますから、受験生や成長期の子どもたちは、とくに気をつけて摂取したいものです。

米ぬか部分に含まれるビタミンB1は、精白米の4~5倍です。

ちなみに米ぬか以外の食品で、ビタミンB1の多いのは、豚肉、大豆、ごま、小豆、ニンニクなどです。

しかし、これらの食品を毎回の食事に取り入れるように注意するのは、なかなか大変です。
その点、米ぬかならば簡単に食事にプラスすることができ、本当にお手軽です。

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2006年07月07日

米ぬかは手軽な万能薬

精米する前の玄米は、果皮、種皮、糊粉層、胚芽、胚乳の部位からなっています。
稲のもみ殻だけ取り除いた状態です。

私たちが食べている米は、この状態から精米していったものですが、精米の度合いによって、三分づき、五分づき(半づき)、七分づきなどがあります。

三分づきの状態では、果皮は取れていますが、種皮の大部分が残っています。
色もまだ茶色がかっていて、白米を見慣れた人には違和感があるかもしれません。

五分づき米になると種皮がほとんどなくなり、糊粉層と胚乳、胚芽という構造になっています。

七分づき米では種皮もなくなり、糊粉層も少なくなります。
糊粉層も胚芽も取れ、胚乳だけになった状態が精白米です(胚芽部分を残したものは胚芽米)。

精米が進むにつれて、栄養分がどんどん失われていきます。

精白することによって、たんぱく質、脂肪、カルシウムが減り、繊維、鉄分、ビタミンBは大幅に失われていくのです。

精白米(胚乳部分)のうち約70%は炭水化物(たんぱく質は約66%)で、ビタミンBやカルシウム、鉄分はほんのわずかしかありません。

精米するときに、もっとも栄養分のある部分を取り除いてしまったからです。

この「精米するときに取り除かれたもっとも栄養分のある部分」こそ、【米ぬか】なのです。

なぜこんなに栄養価のある部分をわざわざ取ってしまうのでしょうか。
それは、精米した方が見た目が美しく、歯ごたえもやわらかく「おいしく」食べられるからです。

玄米食が体にいいとわかっていてもなかなか長続きしないのは、精白米に比べてそれほどおいしく感じないせいもあります。

ふっくらとおいしく炊き上がった精白米の味に慣れてしまった人にとっては、玄米ばかり食べ続けることに抵抗感を感じるかもしれません。

玄米も上手に炊けばとてもおいしいものですが、これまで慣れ親しんできた味覚を変えるのは大変なことです。

そこで、米ぬかが大いに注目されるのです。精白米とともに米ぬかを食べれば、玄米と同じ栄養分を摂取することができるからです。

そのうえ、この方法ならば、無理に味覚を変えようと努力する必要はありません。

基本的には、毎日の食生活に米ぬかをプラスすればいいのです。玄米食に切り替えるよりは手軽に取り組むことができます。

たとえば、玄米食に切り替えたとき、問題になるのが外食です。最近は玄米飯を扱う自然食レストランもありますが、毎回毎回、そういう場所に足を運ぶわけにもいきません。

かといって、いつも弁当を持参するのも大変です。ときには接待など、つき合い上どうしても席を外せないケースもあります。

そんな場合、米ぬかならば簡単です。ポケットやハンドバックにしのばせて、食事中、ご飯にふりかけて食べたり、食後、水などで飲むだけでOKです。

旅行の場合も、この方法で続けることができます。米ぬかをプラスする健康法は、場所と時間を制限されません。いつでも、どこでも気軽に取り組むことができるので、長く続けることも苦ではないはずです。

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若々しさを保つ

米ぬかに含まれるビタミンEには、さまざまな働きがあるといわれています。冷え性や痔、動脈硬化、がん・大腸がん、糖尿病、肝臓病、更年期障害などさまざまな悪弊から守ってくれます。

これはビタミンEが血管内の過酸化脂質の生成を防ぎ、いつも血管を若々しく保つためなのです。

さらに、ビタミンEには血行をよくして、過酸化脂質を取り去る働きもあります。血管内の過酸化脂質が増えると血圧が上がり、老化が進んでしまいますが、こうしたことを防いでくれるのです。

ハツラツと過ごしたい

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自律神経失調症にも効果的

米ぬかにはビタミンBが豊富に含まれていますが、B群の中のパントテン酸が不足すると、自律神経失調症を招くことがあります。これは、神経の伝達経路にトラブルが発生し、循環器系や消化器系の正常な働きが妨げられる病気です。食欲不振、便秘、下痢など症状はさまざまです。

治療がむずかしく、なかなか決め手となる治療法がありませんが、少なくとも米ぬかや玄米が症状緩和の手助けをしてくれるようです。

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貧血を改善する

貧血症状の多くが、鉄分不足で起こります。

鉄分不足による貧血予防には、レバーやほうれん草などがいいといわれていますが、米ぬかにも鉄分が豊富に含まれていますから、気軽に食べられて効果的です。

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血糖値を改善する

糖尿病が多いイギリスでは、戦争中、患者が急激に減ったことがありました。

これは戦争による食糧事情の悪化で、砂糖や脂肪の消費量が減ったためといわれていますが、「小麦の精白率が下がったことも関係しているのではないか」と考えられたことがありました。

そこで、糖尿病患者にダイエタリーファイバーが豊富な食事を与えてみたところ糖尿病が減ったのです。

糖尿病は、ときに失明したり、意識不明の昏睡状態になって死亡することもある恐ろしい病気です。
現在ではインシュリンや食事療法などが行き届くようになりましたが、ちょっとした油断も禁物です。

ダイエタリーファイバーには、余分な糖分の吸収を阻害する働きがあり、これが糖尿病予防や治療に力となっているのです。

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ダイエタリーファイバーは腸内の掃除屋

バーキット博士の調査では、アフリカ先住民の一日の排泄物の量は、平均約350~400グラムだったといいます。それに比べ欧米人の場合は、100~120グラム、日本人は150グラム前後です。

アフリカの人々の排泄量がいかに多いか、よくおわかりいただけると思います。何しろ、欧米人の約2倍から3倍もの便を毎日排出しているのですから。

排出量が多いからといっても、アフリカの人々が、欧米人の2~3倍の量の食物を食べているわけではありません。つまり、欧米人よりもアフリカの人々の方が、食べたものを体内に蓄積せずに上手に排出している証拠と見ることができるでしょう。

それでは、なぜアフリカの人々の排出量が多いのでしょう。
バーキット博士は、この疑問を解決するために、食物と排出の関係に着目しました。
その結果、「食物に含まれるダイエタリーファイバー(食物繊維)が排出量に関係している」ということを発見したのです。

バーキット博士の発見がきっかけとなって、世界中でダイエタリーファイバーの研究が進みました。
そして、ダイエタリーファイバーについて、さまざまな事実が明らかになってきました。

ダイエタリーファイバーは、体内で消化吸収されずに、そのまま対外へ排出される成分です。
いい方を変えれば「消化に悪いもの」です。昔は消化に悪い食物は、あまり好まれませんでした。
消化にいいものの方が、体にいいと考えられていたからです。

ところが、消化に悪いことこそ、ダイエタリーファイバーの長所なのです。

ダイエタリーファイバーは、消化吸収されないので、そのままの形で大腸まで進み、腸壁を刺激して、ぜん動運動を活発化させてくれます。さらに水分を保持し、便をやわらかくし、スムーズな排便を助けます。

またダイエタリーファイバーは腸内に入ると、腸内の細菌によって有機酸に分解されます。有機酸は腸の粘膜を刺激するので、排便が進められるのです。

それに比べて欧米人の場合は、肉食中心で、ダイエタリーファイバーの摂取量が少ないために、食べたものはほとんど胃や小腸で消化されます。
大腸におりて来る頃には、内容物は少なくなり、腸壁はあまり刺激を受けることがなく、排出量も少なくなってしまいます。

アフリカの人々の排便調査では、食べてから排便までの時間が短いことも、明らかになりました。
調査によれば、アフリカ人の人々の場合は、遅くとも食後30~40時間には排出していますが、これに対し、イギリス人のは70~80時間もかかっていました。

このことは排出量が多いことと同時に重要です。
食物の腸内滞在時間が長くなるほど、発がん・大腸がん物質など有害物質の影響を受けやすくなるからです。

このようにダイエタリーファイバーは便の量を増やし、腸のぜん動運動を活発化させたのちに、スーッと排出する手助けをします。
消化にいいものばかりを食べていると、かえって体の調子を悪くすることが明らかになってきたのです。

あなたの毎日の食生活を考えたとき、これはじっくり検討すべきではないでしょうか。

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2006年07月06日

高血圧を解消する

高血圧は脳出血、心筋梗塞、狭心症、心不全など、命にかかわる病気へつながる恐ろしい症状です。米ぬかは、高血圧の改善にも有効だといわれています。

米ぬかには、コレステロール値を下げる作用があることは先に説明しましたが、血中のコレステロール値が下がると、血圧も自然と下がってくるのです。

また、米ぬかに多く含まれるリノール酸にも、血中のコレステロールや中性脂肪を減らす働きがあります。さらに、カリウムが塩分の排出を助けることも血圧の安定に役立っています。

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2006年07月05日

肥満の解消

コレステロール値が下がり、便秘が解消されるだけで、肥満はかなり改善することができます。

また、米ぬかに含まれるダイエタリーファイバーは、消化吸収されずにそのまま排出されますが、この時に余分な栄養分も一緒に排出することがあります。
動物性たんぱく質や脂肪などを過剰に摂取しがちな人にとっては、好都合です。

そのうえ、米ぬかを食べてよい兆候が出はじめる頃になると、食べ物の好みも少しずつ変化が見えはじめることがあります。脂っこいものや甘いものを以前ほど必要としなくなったり、食べすぎがなくなるのです。

これは、とくに玄米を食べたときに見られることなのですが、米ぬかでも同じような傾向がみられるようです。これは食後の腹もちがよくなるためです。このような状態になれば、肥満はどんどん解消されていきます。

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2006年07月04日

コレステロール値が下がる

ダイエタリーファイバーには、コレステロールが体内に吸収されるのを防ぎ、血中のコレステロールが体内に吸収されるのを防ぎ、血中のコレステロール値を下げる働きがあります。

コレステロールが脳卒中、心筋梗塞、動脈硬化、肥満などさまざまな成人病のもとになっていることは、よく知られていることです。

コレステロールと一言でいっても、すべてが悪者というわけではなく、中にはいい作用をするものもあります。
ところがダイエタリーファイバーには、悪者コレステロールだけを低下させるすばらしい働きがあります。

ダイエタリーファイバーが豊富な米ぬかは、まさに理想的なコレステロール対応食といえるでしょう。

でも、新鮮な米ぬかが手に入らないという方におすすめしたいのがこちら。

コレステロールにもバッチリ対応した特定保健用食品「イサゴール青りんご味」は、腸内環境を整え、「便秘」や「ダイエット」「ぽっこりおなか」の解消などで評判です。月間3万箱の出荷を誇る人気商品で特定保健用食品として厚生労働省に認められた商品です。最近話題の腸内デトックス内蔵脂肪症候群(メタボリックシンドローム)もサポートします。

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2006年07月03日

便通が良くなり、便の量も増える

米ぬかを食べはじめたために現れる変化の中でももっとも大きいのが、便通が良くなることです。人によっては一日に2~3回トイレに行くこともありますが、これは下痢ではありません。

米ぬかに含まれるダイエタリーファイバー(食物繊維)が、腸の中をせっせと掃除をしているために起こった現象です。

本来ならば、一日三食とれば、三回排便するのが理想です。腸内に便がとどまる時間が長くなればなるほど有害物質が発生しやすくなり、がん・大腸がんなどの病気の要因になることがあるからです。

どちらかというと、日本人は大腸がん・大腸がんにかかりにくいといわれていましたが、食生活の欧米化にともなって、最近は大腸がん・大腸がん発生率が増えてきているといいます。

欧米人の食事は脂肪分が多く、ダイエタリーファイバーが少ない傾向があります。

そのため、欧米人には便秘の人が多いのですが、そのことと大腸がん・大腸がんの発生率とは密接な関係があります。

便秘をして腸内に便が長時間とどまっている間に、腐敗菌や発がん・大腸がん性物質が発生し、腸の壁が悪い影響を受けるからです。

その点、米ぬかを食べてダイエタリーファイバーを摂取することは、大腸がん・大腸がんの予防に役立つわけです。

米ぬかを食べて、すぐに便秘の改善がはかられる方もいますが、頑固な便秘の方には即効!効果のある腸内洗浄リンピアールをおすすめします。1回280円の自宅でできる腸内洗浄です。

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米ぬかの成分表

■米ぬかの成分表

米ぬかの成分については、科学技術庁資源調査会編:「四訂 日本食品標準成分表(二版)、「日本食品無機質成分表」の内から「米ぬか」の部分のみ抜粋しました。

エネルギー 286kcal 水分 13.5g たんぱく質 13.2g
脂質 18.3g 炭水化物・糖質 38.3g 炭水化物・繊維 7.8g
灰分 8.9g 無機質・カルシウム 46㎎ 無機質・リン 1,500㎎
無機質・鉄 6.0㎎ 無機質・ナトリウム 5.0㎎ 無機質・カリウム 1,800㎎
ビタミンA・レチノール 0μg ビタミンA・カロチン 6μg ビタミンB1 2.50㎎
ビタミンB2 0.50㎎ ビタミン・ナイアシン 25㎎ ビタミンC 0㎎
マグネシウム 1,000㎎ 亜鉛 6200μg 620μg

以上は、米ぬか100gあたりの成分含有量が示されています。

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